伝説の日本人ギャンブラー柏木昭男とは？

カジノの勝利は一夜で伝説になることは珍しくありません。柏木昭男は、1990年1月、ダーウィンのカジノで、バカラをプレイして約29億円を稼いで一躍有名な存在となりました。

しかし、この後トランプとの勝負に負け、辛い結末が待っていました。本記事では、柏木昭男の人生やカジノでの勝利を解説しています。

柏木昭男とは？

柏木昭男は「The Warrior（戦士）」又は「Whale（鯨）」の呼び名で知られています。

東京に拠点を置いた不動産投資家です。ラスベガスとアトランティックシティのカジノにて莫大な金銭をギャンブルに費やしたことで知られています。

どのようなギャンブルをプレイしていた？

柏木昭男がカジノに通い始めたのは1980年代です。1990年1月、ダーウィンのカジノで、バカラをプレイして約29億円を稼いで一躍有名な存在となりました。

柏木昭男は財政状況を秘密にしていたため、カジノ関係者の信用調査において、その職業はビジネスとされていました。

ドナルド・トランプと面識がある

アメリカ合衆国元大統領のドナルド・トランプと対戦した過去があります。マイク・タイソン対ジェームズ・タグラスのタイトル戦を観戦するために来日したドナルド・トランプと対面します。

当時のトランプはアメリカの不動産王で、アトランティック・シティにトランプカジノと呼ばれるカジノを所有していました。

柏木昭男の噂を聞いたトランプは、柏木昭男から一儲けしようとトランプカジノへ招待します。

そこで、柏木昭男はバカラ・テーブルで9億円勝利しました。トランプ・カジノ始まって以来の大損失でした。

損失を取り戻すべく、3カ月後に再招待。出だしは順調で10億円勝利していましたが、最終的に12億円の損失を柏木昭男は出してしまいました。

暗殺されてしまった

トランプとの対戦の後、北米や太平洋アジアのギャンブルで度々姿が発見されていました。しかし、運も尽きかけて億単位の未払金があるくらい借金をしていました。

1992年1月3日の夜、柏木昭男は山梨県の豪邸で惨殺死体で発見され、命を落とします。のどや胸、首などの20箇所以上をめった斬りにされ、血の海と化していたとのことです。

手口から見てもプロの犯行と捜査部隊は見て、操作をしていましたが、犯人は見つからず　2007年に時効になりました。

ウォールストリート・ジャーナルの新聞の一面に「世界で最も派手なギャンブラー」というタイトルで、柏木昭男の活躍ぶりが掲載された1年半後に彼は、この世から姿を消してしまったと掲載されました。

映画化された？

1995年公開された「カジノ」という映画は、柏木昭男がモデルになったギャンブル対決が収められています。映画では、K・K・イチカワという名前で登場。

主演はロバート・デ・ニーロ、監督は世界的に有名なマーティン・スコセッシ。K・K・イチカワはノブ・マツヒサこと松久信幸が演じています。日本でも公開され、大ヒットでした。

カジノの勝利は一夜で伝説になることがある

柏木昭男は、一夜で伝説となりました。つまり、それだけの可能性をカジノが秘めているというわけです。ただし、最後は借金まみれになってしまったため、ギャンブルはほどほどに楽しむべきです。

日本国内で楽しめるオンラインカジノや、パチンコ、競馬など、選択肢は多いため、ぜひ興味がある方は参加してみてください。

色々な賭け方もあると思いますが、一夜の勝利を忘れずにギャンブル中毒にならないように、娯楽として楽しみましょう。