この記事で分かること
「将来カジノディーラーになりたいけど、収入やなり方がわからない…」という方必見! この記事では、カジノディーラーになるための情報を解説します! 最後まで読めば、カジノ界で欠かせないディーラー以外の仕事もわかります。 カジノディーラーは、多くのカジノ知識や技術が求められますが、プレイヤーとの会話術やおもてなし精神があれば誰もがなれる魅力的な職業です! |
カジノディーラーとは?
カジノディーラーとは、カジノのテーブルゲームにおいてゲームの進行やチップの回収、配当などを行うスタッフです。
ランドカジノを運営するためには欠かせない存在であり、大型カジノでは4,000〜6,000人のカジノディーラーを雇っているカジノもあります。
世界一のカジノ市場をもつマカオでは、40以上のカジノ場が運営されており、約3万人のカジノディーラーが働いています。
近年、国際的な観光国に近づくための手段としてランドカジノはトレンド業界になっており、アジアのカジノ規模は今後大きくなることが予想されている状況です。
日本国内でもカジノが合法になり、統合型リゾート施設(IR)の中にカジノクラブが併設される計画が進んでいます。
カジノディーラーの収入は?

カジノディーラーの収入はどのくらいあるのでしょうか。
日本国内にはまだランドカジノは存在していないため、世界の中でも特にカジノ産業が盛んな都市のカジノディーラーの収入を詳しくみていきましょう。
アメリカのカジノディーラーの収入
アメリカのカジノディーラーの収入は、平均時給約21ドル(約2,900円)、平均年収約43,500ドル(約610万円)です。
アメリカはチップ社会のため、さらにチップの額が上乗せされます。
日本よりも物価の高いアメリカですが、十分に生活できる収入です。
マカオのカジノディーラーの収入
マカオのカジノディーラーの収入は、平均時給約12ドル(約1,700円)、平均年収約26,000ドル(約360万円)です。
マカオと日本の物価はあまり変わらないため、カジノディーラーの収入のみで標準的な生活を送れます。
シンガポールのカジノディーラーの収入
シンガポールのカジノディーラーの収入は、平均時給約13ドル(約1,800円)、平均年収約28,000ドル(約390万円)です。
日本よりも物価が高く、生活水準も高いシンガポールでは、カジノディーラーだけの収入だけで生活するのはやや厳しい印象を受けます。
カジノディーラーはチップ収入が重要
多くのランドカジノにはチップ制度が存在します。
ゲームに勝ったときやディーラーの接客がよかったときなどに、感謝の気持ちとして多少のチップをプレイヤーからもらえます。
チップの収入は実際の給与収入にプラスされるため、売れっ子ディーラーや同じお客さまが付いてくれる場合などは収入も上がる仕組みです。
日本国内に誕生予定のランドカジノはチップ禁止
日本国内に誕生予定のランドカジノでは、チップが禁止と決まっています。
もともとチップ文化のない日本のため仕方のないことですが、海外からの観光客をターゲットにするのであれば、チップ文化をありにしてもよいのではとの意見もあります。
世界にはチップだけで年収1,000万円や1日3万円を稼ぐ人気カジノディーラーが存在していますが、日本のランドカジノでの実現は厳しいです。
カジノディーラーに必要なこと

1. 専門的な知識と技能 2. ホスピタリティ精神 |
カジノディーラーに必要なこと2つを詳しくみていきましょう。
専門的な知識と技能
カジノのテーブルゲームを進行するディーラーは、各ゲームの専門的な知識と技能が必要です。
たとえば、ブラックジャックやバカラを進行するためには、カードシャッフルやカードの配布方法をマスターしなければなりません。
ルーレットは球のスピン方法やベット額の配当計算を身につける必要があります。
外国のカジノでは、カジノディーラー専門の養成学校を卒業して専門的な知識と技能を取得する方法が、プロのディーラーになるための最大の近道と言われています。
ホスピタリティ精神
カジノディーラーが絶対に忘れてはいけないことが「ホスピタリティ精神(おもてなし精神)」です。
世界各地から訪れる観光客やセレブ、VIPプレイヤーを相手に非日常の空間を提供するのがカジノディーラーの使命。
すべてのプレイヤーに対しておもてなしの心をもち、カジノクラブの華やかさや最高の思い出を存分に堪能させ、また来たい!と思わせることが最も大切なことです。
カジノディーラーの仕事内容
カジノディーラーの仕事内容は、ゲームを進行するリーダーとしての役割を果たすことです。
ただ淡々とゲームを進めていくだけではなく、お客さまとのコミュニケーションが大切で、接客業のプロとして常におもてなし精神をもって接しなければなりません。
さらに、大きなお金を扱うため誠実さも求められます。
お客さまのお金に対してミスすることなく、スムーズにゲームを進行することがカジノディーラーの重要な役目です。
日本国内にカジノディーラーの養成学校はあるの?
カジノディーラーになるための最大の近道であるカジノディーラー養成学校は日本国内にもあるのでしょうか。
日本国内には、有名なカジノ養成学校として「日本カジノ学院」と「日本カジノスクール」の2つがあります。
どちらの学校も全国的にキャンパスを展開しているため、日本国内のどこからでも通いやすい特徴があります。
気になる学費は、どちらの学校も「約80万円(1年間)」です。
養成学校卒業後の進路は海外のランドカジノが一般的で、日本のカジノ養成学校と海外のカジノクラブは繋がりがあるため、直接求人情報を先取りできます。
日本国内に就職したい方は、お金を賭けず純粋にカジノゲームを楽しむ場「アミューズメントカジノ」を選択する生徒もいます。
国内外問わず、カジノディーラーになりたい方はカジノ養成学校へ通うことがおすすめです。
カジノ界で欠かせないディーラー以外の仕事とは?

・カジノコンシェルジュ ・カジノホスト ・カジノセキュリティ |
カジノ界では、ディーラー以外にも大切な役割を担う仕事があります。
ここでは、カジノ界で欠かせないディーラー以外の仕事を3つ紹介します。
カジノコンシェルジュ
カジノコンシェルジュとは、カスタマーサービスのような役割を担う仕事です。
お客さまが困っているときや質問されたときに、正確な情報を提供するのが主な仕事内容。
さらに、カジノのことだけではなく、ランドカジノ周辺の交通情報や交通機関の予約、観光情報の提供などもサービスの一環として提供しなければなりません。
カジノコンシェルジュは、カジノの知識や能力はもちろんのこと、ランドカジノの都市周辺情報も把握しておく必要があります。
カジノホスト
カジノホストとは、カジノクラブに訪れるVIPプレイヤーの接待を担う仕事です。
カジノクラブに入場しているときだけではなく、現地に滞在している期間のすべてをサポートしなければなりません。
たとえば、ホテルの手配や食事の予約、送り迎えのサービスなどがあり、VIPゲストからの電話ひとつでさまざまな要求や要望に応える必要があります。
大金を賭けてくれるVIPプレイヤーは、ランドカジノにとって欠かせない存在であり、専属のカジノホストとしてリピート率を維持してもらうのが最も大切です。
カジノセキュリティ
カジノセキュリティとは、カジノクラブ内のセキュリティを担う仕事です。
毎日大金が動く場所であるランドカジノは、すべてのプレイヤーが安全でよい人とは限りません。
時には、カジノゲーム中のイカサマやプレイヤー同士のトラブルなどが発生するケースもあります。
カジノセキュリティは、プレイヤー同士の喧嘩の仲裁やほかのプレイヤーの安全確保、医療スタッフとの連携など仕事内容は幅広く、迅速に正確な判断を出し、適切な指示をしなければならない責任のある仕事です。
カジノディーラーまとめ
カジノディーラーは、多くのカジノ知識や技術が求められますが、プレイヤーとの会話術やおもてなし精神があれば誰もがなれる魅力的な職業です。
カジノ業界は男性のイメージが強い印象ですが、海外のカジノクラブでは多くの女性カジノディーラーが活躍しています。
今後、日本国内にランドカジノが誕生する予定のため、日本のカジノディーラーになってみたい方は早めにカジノの知識や能力を身につけておきましょう。