ワールドシリーズオブポーカーのメインイベントのDay4が終わりました。
参加者総数は8569人で、3日目終了時には1286人、4日目が終わって354人となりました。
1286人の中に日本人選手が14人いましたが、そのうち何名が4日目を突破したのでしょうか。
4日目の情報をまとめていきます。
チップリーダー
4日目に参加できた時点で最低でも1.5万$の賞金が獲得できます。ですがナンバーワンになれば11億円がゲットできますので、この段階では誰も満足しないはず。
テキサスホールデムではチップリーダーが毎日バラバラです。やはりポーカーですから、前日チップリーダーだったプレイヤーが次の日にゼロチップになってしまう場合も少なくありません。ワンミスで「もしかしたら得られたかもしれない大金」を失うことになるのが怖いですよね。
4日目終了時点でのチップリーダーは、ディーン・モローネ(カナダ、888ポーカーの大会でワールドシリーズオブポーカーのメインイベントへの登録権をゲット)でした。
2016年からカナダ国内のポーカーイベントに挑戦するようになり、ここまででトータル1万$前後の賞金をゲットしています。4日目を突破するとそれだけで約3.4万$の賞金がゲットできますので、彼は自身のトータル賞金額を跳ね上げさせたことになりますね。
36.5万チップで4日目に臨んだ彼。そして4日目のフィニッシュ時にはなんと498万チップまで積み上げることに。ディーンは
「上手くいきすぎていて、現実味がないくらいです。私も以前からワールドシリーズオブポーカーをTVで視聴していて興味がありました。カナダにいる家族も私を応援してくれているのでここからも頑張りたいです。色々な強敵と戦えるかと思うと興奮します。
888ポーカーの100$のイベントから、ここまで飛躍できたので物凄く上手くいっていますよね。早く次の戦いがしたいです」
その他
また、以下のプレイヤーも4日目を突破しています。
アントニオ・エスファンディアリ(258.3万$、ワールドシリーズオブポーカーのブレスレットを3つ持つ実力者)、リチャード・シーモア(275万$、元アメフトプレイヤー、スーパーボウル章獲得歴3回)、プレベン・ストッカン(290万$、4日目開始時点のチップリーダー)
苦節12回でついに躍進
ミーハイ・マノレ(ルーマニア)も別のネットポーカーのイベントで今回のワールドシリーズオブポーカーの参加権をゲットしています。
「私は$100ステップから$1000サンデーステップをクリアして、ワールドシリーズオブポーカーへの参加権をゲットしました。2019年における2度目のプレイで参加権をゲットできたのでかなり運がいいと思います。去年も含めてこれまで11回ワールドシリーズオブポーカーに出ているんですが、1回しか賞金をゲットできたことがないんです。そのときも5.2万$くらいでしたしね(122位)。でも今年はもう378.1万$をゲットできたわけだし、かなりテンションが上がっています」
とのこと。高額な参加費を出さずに登録しているわけですが、それでももう11度も参加しているというのは凄いですよね。この粘り強さが、今年ついに花開いたと言えるでしょう。
ですが、ワールドシリーズオブポーカーには日本人選手もいます。
誰がグランプリになっても全くおかしくありません!
破れた主な参加者は?
4日目で敗れた主な参加者を紹介していきましょう。
ジェフ・リサンドロ(1271位、オーストラリア、ブレスレットを6個持っている)
マイケル・ギャシー(1248位、ドイツ、ブレスレットを3個持っている)
スコット・デイビス(1191位、カナダ、2014のワールドシリーズオブポーカーのグランプリ)
マックス・シュタインバーグ(1116位、2015年のワールドシリーズオブポーカーで上位4名に輝く)
さらには、
ニール・ブルーメンフィールド(953位、2015年のナンバースリー、約1.7万$ゲット)
フェミ・ファキャシン(917位、ビッグ50のナンバーワン、約1.7万$ゲット)
デイビット・ODB・ベイカー(873位、2019年のワールドシリーズオブポーカーの1500ドルリミットホールデムのナンバーワン、約1.7万$ゲット)
クリフ・ジョセフィー(759位、2016年のワールドシリーズオブポーカーのナンバースリー、約2万$ゲット)
アナトリー・イリン(719位、2019年のワールドシリーズオブポーカーの別のイベントでブレスレット獲得、約2万$ゲット)
3名の歴代優勝者が破れる
ワールドシリーズオブポーカーのメインイベントにおける優勝歴のあるプレイヤーが3名4日目に進出していましたが、3名とも敗退してしまいました。
クリス・マネーメーカー(687位、2003年のワールドシリーズオブポーカーのナンバーワン、約2万$をゲット)
ジョニー・チャン(560位、ジョニー・チャン、ワールドシリーズオブポーカーで2回ナンバーワンになっている、約2.5万$をゲット)
クイ・ニュエン(455位、2016年のワールドシリーズオブポーカーのナンバーワン、約3.1万$をゲット)
ちなみに、クイ・ニュエンは4日目開始時点でのチップリーダーだったプレベン・ストッカンに僅差で敗れました。
歴代優勝者だからといって必ずしも上位になれるわけではないというのが、ポーカーの怖さであり、面白さでもありますよね。
日本人選手は……?
4日目に参加していた14人の日本人選手たち。彼らのうちの何名が5日目に進むことができたのでしょうか。ズバリ4人が4日目を突破しました!
「半分以下か……」と感じるかもしれませんが、「4日目→5日目」の全体的な突破率(3分の1以下)を考えれば、上々の結果なのではないでしょうか。
また、2018年のワールドシリーズオブポーカーでは3人が4日目を突破したので、それよりも1人多いです。
ちなみに、去年の3人の中のマツダタカシ選手(去年は216位、約4.9万$)は、2019年のワールドシリーズオブポーカーでも4日目を突破しています。
もちろん日本人選手全員に注目していますが、特にマツシタタカシ選手はこの先もどんどん突き進んでいきそうな予感がします。