長崎IR開業5年目の見込み
長崎IRは2027年度に開業が予定されています。
開業5年目となる2031年度の長崎IRへの来訪者は、国内と海外あわせて約673万人と見込まれています。
カジノ施設の利用者見込みは、約673万人(全体)のうち約291万人(約43%)です。
長崎IR建設予定地である現在の「ハウステンボス」の年間来場者数は約250万人となっており、約2.7倍の来場者数の増加が見込まれます。
長崎IRの施設計画概要
長崎IRの延べ床面積は64万2,100平方メートル(暫定計画値)で、主にカジノに利用する施設の延べ床面積は全体の2.82%にあたる1万8,106平方メートル(暫定計画値)です。
長崎のランドカジノには、バカラやブラックジャック、ルーレット、ポーカーなどをプレイできるテーブルが約400台、ビデオスロットやジャックポットスロットなどの電子ゲームをプレイできる機種が約3,000台設置される予定です。
カジノ施設のほかには、約1万4,400人収容の国際会議場や、約1万3,140人収容の展示場、タワーホテルや旅館など4タイプから選べる宿泊施設、ジョッピングモール、メディカルモールなどが整備されます。
長崎IR開業5年目の売り上げは?
長崎IR開業5年目の売り上げは、約2,716億円と見込まれています。
約2,716億円のうち74%を占める約2,003億円がカジノの売り上げと試算されています。
経済波及効果はIR施設への投資で約5,428億円、来訪者の消費で約3,328億円(開業5年目)、直接・間接雇用は約9,700人となる見通しです。
長崎IRのギャンブル依存症対策
長崎IRの主なギャンブル依存症対策は以下の3点が行われます。
- 広告・勧誘の制限
- 相談窓口の運営
- 医療機関との連携
さらに、犯罪防止対策として以下の3点が盛り込まれています。
- 警備員の効率的配置
- 防犯カメラの利用
- 従業員へのリスクマネジャー研修
IR整備法では、国内客のカジノ入場を「週3回」かつ「月10回」までに制限されています。