WSOP(ワールドシリーズオブポーカー)という、地球上で最大の規模であるポーカーのイベントがラスベガスで行われていました。
そこで、プロポーカー選手のジョー・サルが、イベント会場の宿泊施設で強盗被害を受けたのです。
これまで生きてきて一番の恐怖を感じた
「これまで生きていて一番の恐怖を感じた」とジョー・サル選手はTwitterで語っています。
「リオのワールドシリーズオブポーカーの駐車スペースで、強盗被害を受けた。自動車の裏から迷彩服を纏った男性が襲ってきて、ピストルを私の顔に当ててきて、私の自動車のキーとカバンを渡すように言われました。カバンの中には数千ドルがありました」
防犯カメラを警察がチェックしたところ、
「建物から現れたジョー・サルを狙うことにした強盗は、そのまま駐車スペースまで尾行したようだ」ということが判明しました。
ですが、ジョー・サルには警察から「防犯カメラから、強盗の顔を特定するのはほぼ不可能です」と告げられたようです。
ワールドシリーズオブポーカー強盗
5月下旬にワールドシリーズオブポーカーが始まり、イベントが70件ほども実施されました。
そのうち、一番注目度が高いイベントは7/3にスタートしました。
地球上で一番グレードの高いポーカーのイベントというだけあって、ラスベガスにはたくさんのポーカー選手が訪れます。
そして、そういったポーカー選手の中にはまとまったお金を所持している人が多いので、その影響で、いわゆる「ワールドシリーズオブポーカー強盗」が発生することがあるのです。
ジョー・サルの事件を知った別のポーカー選手からは、以下のようなコメントが出ました。
「私もリオの駐車スペースで半月ほど前に強盗の被害を受けました。ピストルで脅されることはありませんでしたが、私がそのとき抱えていたお金は全額奪われてしまいました。もちろん警察にも相談したんですが、どうにも防犯カメラが役に立たないようで、警察としても打つ手がないようですね」
つまり、強盗被害を受けていたのはジョー・サルだけではなかったということです。
ちなみにこれらの強盗被害に関して、警察からの何からの発表はまだ行われていません。
安全性の低さが問題視されている
ワールドシリーズオブポーカー関係の安全の低さが、ここ最近話題に挙がることが多くなっています。
Twitterには
「ワールドシリーズオブポーカーには数万単位の人々が1カ月半の間に集まるわけですよね。それだけ大金が行き交うのに、駐車スペースなどの安全性が高くないのはマズいんじゃないでしょうか」
などの投稿がたくさんあります。
ジョー・サルは具体的に何円奪われたのかを明かしてはいませんが、「メインイベントの資金」とは言っています。メインイベントに挑戦するには1万$かかりますが、それでもおよそ8000人が参加します。そして、これ以外にも70前後のイベントが実施されるわけですから、莫大な金額が飛び交っていると言えます。
駐車スペースの明度はイマイチで、安全性が低いです。イベント会場も含めて、各所のセキュリティ対策に本腰を入れてほしいものですね。
筆者はラスベガスには一回しか足を運んだことはないんですが、そこまで殺伐とした感じはありませんでした。ですが、日本よりも治安が悪いのは確かですから、ワールドシリーズオブポーカーに限らず、ラスベガスに行くのであれば注意が必要です。