Yuta Suzuki - 公開日 2022年 9月 22日, 最終更新日 2023年 2月 25日

日本競馬

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日本国内で西洋式の競馬が初めて行われたのは1860年頃とされています。日本競馬発祥当初は、横浜市内で居留外国人によって組織された洋式競馬が行われていました。

1866年に江戸幕府が常設の競馬としては初の「横浜競馬場(根岸競馬場)」を建設して以降は、幕府や政府による賭博禁止の影響を受けることなく盛んに西洋競馬が行われるようになります。

また、日本競馬発祥当初は馬券の発売に法的根拠がありませんでしたが、1923年に日本における競馬の開催、競馬場、開催回数、入場料、勝馬投票券、払戻金等など、競馬に関する事項を定めた法律「競馬法」が制定されました。

 

日本の競馬の「競馬法」とは

1936年日本競馬会が発足

1936年に日本の中央競馬を運営する団体「日本競馬会」が発足します。日本競馬会とは、1936年5月29日に改正された旧競馬法に基づき、11の競馬倶楽部と帝国競馬協会を統合する形で成立した特殊法人です。

誕生の背景には軍事改良のための競走馬の質の改善を目指した軍部の意向があり、日本競馬会は軍部による政策的な要望に応えながら競馬開催を行っていました。

ただし、太平洋戦争の戦況悪化により1943年をもって勝馬投票券の発売を伴う競馬開催は休止され、1945年の終戦するまではごく小規模な能力検定競走のみが実施されていました。

敗戦後、日本競馬会は競馬の復活を目指して1946年10月に戦後初の主催競馬が再会されますが出走頭数は揃わず、それでも残された馬資源を整備していき、翌1947年には戦後初の東京優駿競走(日本ダービー)を開催することに成功します。

1948年6月、GHQ経済科学局公正取引課によって私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(独占禁止法)に抵触すると判断されたため、日本中央競馬会は解散となりました。

 

1948年国営競馬の発足

1948年6月の日本競馬会解散を受け、同年7月に競馬法が公布、9月に国営競馬実施規則(農林省令第82号)が制定され国営競馬が発足します。

国営競馬がスタートした時期は、競輪など他の公営競技が各地で開催されはじめた時期と重なり、競馬の控除率が他の公営競技よりも高かったことからファンは競馬から他の公営競技に流出するという厳しい状況に置かれていました。

また、戦争による馬資源の枯渇の影響も大きく、競走馬の確保にも苦慮し、競馬場への入場者、勝馬投票券の売り上げはともに大きく減少してしまいます。

そんな状況に危機感を抱いた農林省競馬部では、競馬の控除率を競輪並みに引き下げることを実現し、1950年に競馬の売り上げを上昇させることに成功します。

ただし、国が興業的色彩の濃い競馬を主催することに異論や批判が出始め、速やかに民間団体に運営を引き継ぐべきとの声が高まっていきました。

これを受けて政府では1954年に「日本中央競馬会法案」を国会に提出、5月2日に可決成立し、7月1日に公布となり、7月14日には日本中央競馬会設立委員会が発足して引き継ぎ準備をスタートします。

その後、1954年9月16日に特殊法人日本中央競馬会(JRA)が設立され、農林省競馬部による国営競馬は日本中央競馬会に引き継がれました。

 

1954年日本中央競馬会(JRA)の発足

日本中央競馬会は、競馬法(昭和23年法律第158号)により競馬を行う団体として農林水産大臣の監督を受け、日本国政府が資本金の全額を出資する特殊法人として運営されている農林水産省の外郭団体です。

競馬法に規定する中央競馬を全国10か所の競馬場で開催し、あわせて競走馬の育成や競馬学校での騎手・厩務員の養成などを行い、中央競馬を開催する競馬場・トレーニングセンター・競走馬の育成場などの施設を保有しています。

競馬の健全な発展を図って馬の改良増殖その他畜産の振興に寄与することを目的に運営されている日本中央競馬会は、世界最大の馬券売り上げを誇り、2019年には約3205億円を国庫に納入し、畜産の振興や社会福祉へ役立てられています。

日本中央競馬会は「JRA」という愛称で親しまれていますが、由来は英称「Japan Racing Association」から頭文字を取ったものです。

日本中央競馬会が主催するレースの賞金は、世界の中でもアラブ首長国連邦(UAE)と並んで高い部類となっています。

また、中央競馬に対する年間を通じた広告として出演者とキャッチコピーを定めてテレビ、ラジオ、新聞、ポスターなど多岐にわたって宣伝する「JRA年間キャンペーン」が好評を得ており、超有名俳優や女優、歌手が出演者を務めていることでも有名です!

 

日本競馬の特徴

日本競馬の特徴

特徴①:現地投票またはインターネット投票が主流

日本の競馬は、競馬場や場外発売所(ウインズ、エクセル、J-PLACE)で勝馬投票券を購入するのが主流となっています。また、近年はパソコンやスマホ、タブレットから簡単に購入できるインターネット投票も高い支持を誇っています。

イギリスなどの海外ではブックメーカーの賭けが主流となっている国も多いですが、日本の競馬はJRA、地方競馬ともに現地投票またはインターネット投票が人気という現状です。

 

特徴②:芝コースが主流

日本の競馬は「芝コース」が主流となっています。JRAでは2022年現在、最も格の高いG1競走は24レース(障害G1除く)開催されていますが、その内22レースは芝コースで行われています。

G3競走、G2競走を含む重賞レースを見てみてもダートコースはわずか1割程度となっています。海外を見てみると、ヨーロッパ地域は日本同様芝コースが主流となっていますが、アメリカはダートコースが主流です。

 

特徴③:世界トップクラスの超高速馬場

日本競馬の芝コースは世界トップクラスのタイムを誇っています。「超高速馬場」と呼ばれる日本の競馬では、ヨーロッパの競馬と同じ距離のタイムを比較すると、10秒程度の差が生じているレースもあります。

日本競馬は「軽い馬場」、ヨーロッパ競馬は「重い馬場」と言われているように、同じ芝コースでも芝の質や土質に差が生じており、日本競馬は世界トップクラスの高速馬場であると言えます。

 

特徴④:世界No.1の売り上げを誇る

日本中央競馬会の2021年度売上は「3兆円」を超えています。近代競馬の発祥国であるイギリスが世界第2位の売り上げ「約1兆6000億円」を誇っていますが、その差は歴然です。

JRAは2021年度まで10年連続で売上増加を更新しており、今後もさらなる飛躍が期待されています。

 

特徴⑤:データ量が豊富

日本の競馬は、とにかくデータ量が豊富です。過去のレース結果はもちろんのこと、調教タイム、血統、騎手・調教師データ、厩舎情報などなど、多くの情報が出回っています。

また、競馬予想家も多く、様々なメディアで情報提供されているため、上手くデータや情報を活用することで勝率アップに繋げることができます。

 

日本で注目の競馬レース【中央競馬(JRA)編】

中央競馬では、毎週末(土日)に2競馬場または3競馬場で各12レースの競馬が開催されています。

その中でも、最も注目度の高いレースとして「G1レース」が年間26レース開催されています。

JRAのG1レースは春と秋がメインで、夏(7月〜9月)には開催されていません。

では、JRA注目のG1レースを詳しく見ていきましょう。

 

【2月】フェブラリーステークス(東京、4歳以上、ダ1600メートル)

1984年に創設された「フェブラリーハンデキャップ(G3)」が1997年にG1に昇格したレース。今後のダート路線を占う一戦として、大注目の新年最初のG1レースとなっています。

【3月】高松宮記念(中京、4歳以上、芝1200メートル)

「春のスプリント王決定戦」と位置付けられているG1レース。今後の短距離路線の主役を占う一戦でもあり、高松宮記念を制することで『JRA賞最優秀短距離馬』にも大きく近付きます。

【4月】大阪杯(阪神、4歳以上、芝2000メートル)

グレード制導入以降、G2競走として開催されていた「産経大阪杯」が2017年にG1に昇格したレース。大阪杯で上位入線を果たした競走馬は、その後のG1路線で活躍するケースが多く、メンバー構成もハイレベルになりやすい注目の一戦です。

【4月】桜花賞(阪神、3歳牝、芝1600メートル)

「3歳牝馬クラシック三冠第一戦」と位置付けられているG1レース。仁川に咲き誇る満開の桜を背景に、3歳牝馬の精鋭たちが桜の女王の座を争います。桜花賞を制したもののみが、「3歳牝馬クラシック三冠制覇」の大偉業へのチャンスが継続します。

【4月】中山グランドジャンプ(中山、4歳以上、障4250メートル)

「上半期の障害チャンピオン決定戦」と位置付けられているJ・G1レース。障害G1レースは春と秋の2回しか開催されていないため、障害レースの猛者たちが集結する大注目の一戦となっています。

【4月】皐月賞(中山、3歳牡・牝、芝2000メートル)

「3歳クラシック三冠第一戦」と位置付けられているG1レース。中山・芝2000メートルで行われる皐月賞は「最も速い馬が勝つ」と言われており、トリッキーなコースを攻略できた優勝馬のみが、夢の「クラシック三冠制覇」への挑戦権が与えられます。

【5月】天皇賞(春)(京都、4歳以上、芝3200メートル)

各時代の王者が歴代優勝馬に名を連ねる古馬長距離戦線の最高峰G1レース。天皇賞(春)を制する馬のほとんどが既にJRAのG1を制した実績のある馬であり、長距離界の真のチャンピオン決定戦として毎年大注目の一戦となっています。

【5月】NHKマイルカップ(東京、3歳牡・牝、芝1600メートル)

「3歳マイル王決定戦」と位置付けられているG1レース。牡馬・牝馬共に「日本ダービー」や「オークス」に適さないと判断されたクラシックレースからの参戦馬も多く、毎年大混戦となる注目の一戦です。

【5月】ヴィクトリアマイル(東京、4歳以上牝、芝1600メートル)

2006年に創設された古馬牝馬による「春のマイル女王決定戦」。ヴィクトリアマイルはリピーターが多い傾向にあり、東京・芝1600メートルで実績のある馬が走りやすいという特徴があります。

【5月】オークス(東京、3歳牝、芝2400メートル)

「3歳牝馬クラシック三冠第二戦」と位置付けられているG1レース。3歳牝馬の頂上決戦とされており、1938年にイギリス・オークスの範をとり創設された歴史あるレースです。1946年に「優駿牝馬」に改称され、1965年から「オークス」の愛称で親しまれています。

【5月】日本ダービー(東京、3歳牡・牝、芝2400メートル)

「3歳クラシック三冠第二戦」と位置付けられているG1レース。1932年の創設以降、一貫して2400メートルで開催されている3歳馬の頂点を決める最高峰の一戦です。1964年に「東京優駿」と改称され、「日本ダービー」という愛称で親しまれています。

日本ダービーは「最も幸運に恵まれた馬が勝つ」と言われており、日本の全てのホースマンが憧れる最高の舞台となっています。

【6月】安田記念(東京、3歳以上、芝1600メートル)

「上半期のマイル王決定戦」と位置付けられているG1レース。マイル路線の活躍馬以外にも短距離界の実績馬、海外G1経験馬、中距離の活躍馬など、様々な路線の猛者たちが一堂に集結します。

また、1996年から日本ダービーの翌週に移設され、出走条件が3歳以上に変更されたため、名実ともに「上半期のNo.1マイラー決定戦」となっています。

【6月】宝塚記念(阪神、3歳以上、芝2200メートル)

ファン投票を中心に出走馬が決まる上半期最後のドリームレース。「上半期の総決算」とも言われており、中距離路線の古馬やマイル路線の実績馬、3歳馬など、競馬ファンが選んだ豪華なメンバー構成で行われる夢の一戦です。

【10月】スプリンターズステークス(中山、3歳以上、芝1200メートル)

芝短距離路線の王者が決まる下半期のG1シリーズ開幕戦。スプリンターズステークスを制した馬が『JRA賞最優秀短距離馬』に選出される可能性が高く、スプリント路線のチャンピオン候補が集う注目の大一番です。

【10月】秋華賞(京都、3歳牝、芝2000メートル)

「3歳牝馬クラシック三冠最終戦」と位置付けられているG1レース。従来、牝馬三冠レースの最終戦としてエリザベス女王杯が設けられていましたが、1996年にエリザベス女王杯が古馬に開放され3歳以上馬になったことに伴い、同年に秋華賞が新設されました。

【10月】菊花賞(京都、3歳牡・牝、芝3000メートル)

「3歳クラシック三冠最終戦」と位置付けられているG1レース。イギリス・セントレジャーに範をとり創設されたクラシックレースで、最もスタミナのある優秀な繁殖馬を選定するためのチャンピオンレースです。菊花賞は「最も強い馬が勝つ」と言われています。

【10月】天皇賞(秋)(東京、3歳以上、芝2000メートル)

一時代を築いたスターホースが歴代優勝馬に名を連ねる伝統のG1レース。天皇賞(春)は4歳以上のステイヤー日本一を決めるレースに対して、天皇賞(秋)は「3歳以上の中距離ナンバー1決定戦」として長い歴史と伝統を誇る大注目のレースとなっています。

【11月】エリザベス女王杯(京都、3歳以上牝、芝2200メートル)

牝馬三冠を戦ってきた3歳馬と、歴戦の4歳以上牝馬が対決する世代を超えたG1レース。2008年に創設された秋季国際G1競走シリーズ「ジャパン・オータムインターナショナル」にも指定されており、世界的に注目の高い牝馬頂上決定戦となっています。

【11月】マイルチャンピオンシップ(京都、3歳以上、芝1600メートル)

「下半期のベストマイラー決定戦」と位置付けられているG1レース。クラシック路線を戦ってきた3歳馬や天皇賞(秋)出走馬からの参戦など、例年多彩なメンバーで争われる注目のマイラー王決定戦です。

【11月】ジャパンカップ(東京、3歳以上、芝2400メートル)

「世界に通用する強い馬作り」を目指し、外国から強豪馬を招待して日本のサラブレッドと競走させようという趣旨により1981年に創設されたG1レース。1着賞金3億円をかけ、東京・芝2400メートルで開催される伝統のチャンピオンレースとなっています。

【12月】チャンピオンズカップ(中京、3歳以上、ダ1800メートル)

ダート界のトップクラスが一堂に集結するG1レース。2000年に東京・ダ2100メートルを舞台として創設された「ジャパンカップダート」が前身で、2014年に現在の名称および中京・ダ1800メートルに変更されています。

【12月】阪神ジュベナイルフィリーズ(阪神、2歳牝、芝1600メートル)

2歳牝馬の頂点を決めるG1レース。阪神JFで上位争いを演じた馬が、翌春の牝馬クラシックで活躍するケースが多く、今後の牝馬クラシック戦線を占う上でも重要な一戦となっています。

【12月】朝日杯フューチュリティステークス(阪神、2歳牡・牝、芝1600メートル)

優秀な2歳馬が集うチャンピオンレース。2014年から阪神・芝1600メートルで開催されるようになり、秋の2歳重賞レース(G2、G3)で活躍した馬たちが集結する注目の一戦です。

【12月】中山大障害(中山、3歳以上、障4100メートル)

「障害レースの年末頂上決戦」と位置付けられているJ・G1レース。1934年創設の歴史ある障害レースで、春の「中山グランドジャンプ(J・G1)」同様、障害競走で活躍中の猛者たちが一堂に集結します。

【12月】有馬記念(中山、3歳以上、芝2500メートル)

中央競馬の一年を締めくくるレースとして定着している年末のグランプリレース。宝塚記念(G1)同様、ファン投票による出走馬の選定方法が用いられており、スターホースが一堂に会する国民的行事として高い人気を誇っています。

【12月】ホープフルステークス(中山、2歳牡・牝、芝2000メートル)

2017年にG1へ昇格した中距離界の2歳王者決定戦。日本競馬の中距離競走における競走内容の充実ぶりを考慮して創設されたレースで、翌年のクラシックに直結する大注目の2歳G1レースとなっています。

 

日本で注目の競馬レース【地方競馬編】

地方競馬は、全国15の競馬場で地方自治体主催の競馬が開催されています。毎日いずれかの競馬場でレースが開催されているため、中央競馬とは違い平日でも競馬を楽しむことができます。

地方競馬も中央競馬同様、G1(Jpn1)レースが最も格の高いレースとして位置付けされています。

では、地方競馬注目のJpn1レースを詳しく見ていきましょう。

 

【2月】川崎記念(川崎、4歳以上、ダ2100メートル)

年明け最初のJpn1レースで、フェブラリーステークス(G1)やドバイワールドカップ(G1)にも繋がる大注目の一戦です。

【5月】かしわ記念(船橋、4歳以上、ダ1600メートル)

ゴールデンウィーク期間に開催される船橋名物のマイルJpn1レースです。

【6月】帝王賞(大井、4歳以上、ダ2000メートル)

上半期のダート頂上決戦として、日本全国から実力馬が集結する伝統の一戦です。

【7月】ジャパンダートダービー(大井、3歳、ダ2000メートル)

ダート3歳戦で唯一のJpn1レースとして、JRAからもトップホースが集結するダート界3歳馬No.1決定戦です。

【10月】マイルチャンピオンシップ南部(盛岡、3歳以上、ダ1600メートル)

11月に開催されるJBC競走の前哨戦「Road to JBC」の一つであり、1着馬にはJBCスプリントまたはJBCクラシックへの優先出走権が与えられます。

【11月】JBCクラシック(盛岡、3歳以上、ダ2000メートル)

地方競馬で最も盛り上がる競馬祭典「JBC競走」。JBCクラシックは、ダート中距離界のトップホースたちが一堂に集結する大注目のレースです。

【11月】JBCスプリント(盛岡、3歳以上、ダ1200メートル)

国内のダート短距離戦では唯一となるJpn1競走。JRAを含め全国の短距離ダート馬が目標とするレースです。

【11月】JBCレディスクラシック(盛岡、3歳以上牝馬、ダ1800メートル)

国内の牝馬限定ダートグレード競走では唯一のJpn1レース。ダート界の有力牝馬で争われる注目の一戦です。

【12月】全日本2歳優駿(川崎、2歳、ダ1600メートル)

2歳戦では唯一のJpn1レース。アメリカ・ケンタッキーダービー出走馬ポイントシリーズの対象レースとしても位置付けられており、2歳ダート界No.1が決まる注目の一戦です。

【12月】東京大賞典(大井、3歳以上、ダ2000メートル)

地方競馬で唯一の国際G1競走。一年を締めくくる総決算として、全国の競馬ファンから大きな注目が集まる伝統の一戦です。

 

日本で注目の競走馬

2022年現在、日本で注目の競走馬をご紹介していきます。

 

【長距離界】タイトルホルダー(牡馬4歳)

3歳のクラシックレース全てに出走を果たしている実力馬で、皐月賞(G1)2着、菊花賞(G1)1着という輝かしい成績を残しています。

4歳初戦の日経賞(G2)を制すると、続く天皇賞・春(G1)も勢いそのままに7馬身差の圧勝で優勝。

間違いなく、今後の長距離界の主役として活躍することでしょう。

 

【中距離界】エフフォーリア(牡馬4歳)

2歳新馬戦からクラシック第一冠皐月賞(G1)まで怒涛の4連勝を飾った最強馬。しかし、日本ダービー(G1)では惜しくもハナ差2着に敗れてしまいます。

立て直しを図った3歳秋初戦の天皇賞・秋(G1)を制すると、続く有馬記念(G1)も完勝し、JRA年度代表馬(2021)とJRA最優秀3歳牡馬(2021)をダブル受賞しています。

4歳初戦の大阪杯(G1)は9着に敗れてしまいましたが、今後の活躍に期待です。

 

【短距離界】ソングライン(牝馬4歳)

3歳牝馬クラシック第一戦の桜花賞(G1)は15着と大敗を喫してしまいますが、次戦のNHKマイルカップ(G1)では2着と大健闘。3歳秋には富士ステークス(G2)を制し、4歳初戦は海外G3レース「1351ターフスプリント」に挑戦し、3着入線を果たします。

帰国初戦のヴィクトリアマイル(G1)は5着に敗れてしまうも、続く安田記念(G1)でマイル界の強者たちを退いて優勝。

今後の短距離界の主役を担う有力牝馬とされています。

 

ブックメーカーで日本競馬にベットする手順

ブックメーカーで日本競馬にベットする手順は以下の通りです。ブックメーカーでは、地方競馬のライブ中継やJRAレース映像の無料ライブを視聴できるためおすすめです!

また、スマートフォンからでも地方競馬中継や中央競馬実況中継を無料で視聴できます!

(例):ユニコーンステークス(G3)へベットする方法

  1. ブックメーカーサイトへログイン
  2. 競馬(Horse Racing)ページへアクセス
  3. 日本競馬の「ユニコーンステークス(G3)」を選択
  4. 賭けたいユニコーンステークスのオッズを選択(単勝、馬連、三連単など)
  5. ベット額を入力
  6. レース終了後、配当金獲得

 

日本競馬の現地での馬券の買い方

日本競馬の現地で馬券を購入する手順は以下の通りです。

  1. 全国の競馬場やウインズ・エクセルへ行く
  2. 賭けたい競馬場、レース、式別(単勝、馬連、三連単など)、競走馬、金額を「マークカード」へ記入する
  3. 自動発売機へマークカードおよび現金を入れ、画面の指示に従って購入する
  4. 勝馬投票券(馬券)が発券される
  5. レース終了後、予想が的中した場合、勝馬投票券を自動発売機へ入れて勝利金を精算する

 

マークカードには、以下の6種類が存在しています。

  • 緑のカード:1点ずつ購入する一般的なマークカード
  • 青のカード:軸にする馬(枠)を1頭もしくは2頭決めて、流し馬券を購入するマークカード
  • 赤のカード:複数の馬(枠)を決めて、ボックスまたはフォーメーション馬券を購入するマークカード
  • ライトカード:文字が大きく、視認性がUPした、わかりやすいシンプルなデザインのマークカード
  • クイックカード:コンピューターに馬番号・組番号の「おまかせ」する投票方法で使用するマークカード
  • G1カード:緑のカードと同様に1点ずつ購入するカードですが、「場名」「レース番号」「前日発売」をマークせずに、その週のG1レースの勝馬投票券が購入できるマークカード

 

日本競馬のまとめ

今回は、日本の競馬の歴史や注目レース、ブックメーカーでのベット手順、現地での馬券の買い方などについて徹底解説してきました。

日本の競馬は海外からも高い人気を誇っており、賞金が高いことで知られています。

中央競馬のG1レースは「26レース」、地方競馬のJpn1レースは「10レース」と、最も格の高いレースを頻繁に楽しめる点も大きな魅力です!

日本競馬はインターネット購入や現地購入が賭け方の主流となっていますが、人気ブックメーカーサイトでも気軽にベットすることができ、オッズの妙味が上がるケースもあるため興味のある方はブックメーカーで日本競馬にベットされてみてはいかがでしょうか。

他にも、コアなファンに人気な愛ダービーにもベットすることが可能なため、今年の開催時期をチェックしてみてください!