クラップス
クラップスは、サイコロを2つ振り、出る目を当てるというシンプルなゲームです。本場ラスベガスで大人気となっており、かつて丁半が盛んだった日本人には馴染みやすいカジノゲームと言えるでしょう。
また、クラップスにはベット方法がたくさんあるので、その点では分かりづらく、敬遠する方も多いのですが、メインとなる賭け方さえ分かれば、実はそんなに難しくないんです。とてもおもしろいゲームなので、賭け方が複雑だからと遊ばないのはもったいないですよ。
クラップスとは?
クラップスの歴史は古く、12世紀に十字軍がアラビア遠征した際に、中近東で遊ばれていたゲームをイギリスへ持ち帰ったことが起源だと言われています。
その際に、「2」や「3」や「12」をクラブ(Crab、蟹、しくじり)などと呼んでいたのが歴史とともに、変化してクラップス(Crapはごみやクソの意味)になったとされます。
そして、その後18世紀にフランス人がアメリカに持ち込み、普及していきました。
ゲーム性としては、サイコロを2つ投げ、その出た目の合計を予想するというとてもシンプルなものです。
非常に単純なゲームながらも、カジノの本場であるラスベガスでは1,2を争う程の人気があり、非常に盛り上がるカジノゲームとして知られています。
そして、このクラップスの最大の特徴は、サイコロを投げるのがディーラーではなく、プレイヤー自身ということです。
つまり、クラップス カジノで勝てるかどうかは全て自分次第ということなのです。
1. クラップスのルール
では、ここからはクラップス ルールを詳しく解説していきます。
クラップスは、2個のダイスを振り、その出目によって勝敗が決まるゲームです。
プレイヤーの中から、「シューター」と呼ばれるサイコロを振る人を決め、そのシューターの勝敗や出目に賭けます。
オンラインカジノの場合、クラップスは基本的に一人でプレイするので、プレイヤー=シューターとなり、自身がサイコロを振ることになります。
一投目は、出目の合計が「7」または「11」ならプレイヤーの勝ち、「2」「3」「12」のいずれかなら負け、となりそこでゲーム終了。それらの出目以外なら二投目に続きます。
二投目以降は「一投目の時の出目」が出れば勝ち、「7」が出れば負け、それ以外なら三投目以降も同様にゲームが続いていきます。
このように勝敗が決まるまでゲームが続いていき、勝敗が決まった時点でゲームは終了します。
この勝敗が決まるまでの一連のゲームは「シリーズ」と呼ばれます。ルールによっては勝利しても、負けるまでゲームが続く場合もあります。
ベットする方法によって賭けるタイミング(何投目か)が異なり、2ゲーム目以降に追加してベットすることも可能です。
2.クラップスのゲームの流れ
続いて、クラップスのゲームの流れを説明します。
①ダイスを投げる「シューター」を決める
ランドカジノなど複数人でプレイする場合は、まずダイスを投げる「シューター」を決めます。1度選ばれたシューターは勝敗が決まるまでの「1シリーズ」が終わるまで、同じ人が務めます。オンラインカジノなど、一人でプレイする場合は、プレイヤーがダイスを振ります。
②シューターの勝敗にベットする
まず、1投目はシューターの勝敗である「パスライン」または「ドントパス」にベットします。
パスライン
シューターが勝つことに賭けることです。
シューターの勝利条件は、一投目は出目の合計が「7」もしくは「11」、二投目以降は1投目に出た出目=ポイント(ナンバー)となります。
パスラインに賭けるタイミングは1投目限定ですが、何投続いても最終的にシューターが勝利すれば配当が貰えます。
また、カジノによって異なりますが、シューターはパスラインにしか賭けられないことが多いです。
ドントパス
シューターが負けることに賭けることです。
シューターの敗北条件は、一投目は出目の合計が「2」、「3」、「12」、二投目以降は「7」となります。
賭けるタイミングは1投目限定ですが、何投続いても最終的にシューターが敗北すれば配当が貰えます。
③1投目を振る(カムアウトロール)
ベットが完了すれば、1投目を振ります。
1投目の勝敗は以下のように決まります。
「7」か「11」が出ればその時点で勝ち。1シリーズ終了。
「2」、「3」、「12」が出たら負け。1シリーズ終了。
「4」~「10」が出たら2投目へ。
※「4」~「10」が出て2投目へ続く場合、この1投目の出目は「ポイント(ナンバー)」と呼ばれ、2投目以降の当たりとなります。
ポイント(ナンバー)
1投目の出目のこと指し、2投目以降のすべての回では、この数字が出れば勝利となります。
ランドカジノなどで途中からゲームに参加した場合は、既に出ているポイントは関係なく、参加した直後に投げた数字が、自分のポイントとなります。
例えば参加時にその場は「3」がポイントとなっていても、自分が参加した直後に「10」が出た場合は、自分のみ「10」がポイントとなります。
④2投目を振る
1投目で「4」~「10」が出て勝敗が決まらなかった場合、2投目を振ります。
1投目と同じ数字(ポイント)が出れば勝ちになり、1シリーズ終了。
「7」が出たら負けになり、1シリーズ終了
それ以外の数字が出たら3投目へ。勝敗が決するまでダイスを振る
2投目以降のベット方法があります。これは1投目の「パスライン」「ドントパス」を賭けていたしても、それとは別に賭けることができます。
カム
2投目以降、「7」より先にポイント(ナンバー)が出ること(=プレイヤーの勝利)に賭ける。
ドントカム
2投目以降、ポイントより先に7が出ること(=プレイヤーの敗北)に賭ける。
ドントパス同様負けに賭けるので、複数人で遊ぶ場合はあまり好まれない。
オッズベット
パスライン・ドントパス・カム・ドントカムに賭け増しする。
⑤勝敗が決まったら、新しいシリーズを開始する
勝敗が決まったら、別のシューターに交代し、新たなシーズンを開始します。
(※ランドカジノ、オンラインカジノによってルールが異なる場合があります。ここでは一般的なクラップスのルールと流れについて解説しています。)
以上がクラップスのゲームの流れです。
3.ベットの方法と配当
クラップスは大まかに分けると勝敗に賭けるベット方法と、数字に賭けるベット方法があります。
さらにその中から1投目で賭ける方法、2投目から勝敗が決するまで賭ける方法、その回のみ賭ける方法など、様々な種類があります。ここからはクラップスのベット方法とそれぞれの配当を説明します。
パスライン
【配当】1:1
シューターが勝つことに賭ける方法です。1投目に「7」か「11」が出れば勝ち、「2」「3」「12」のうちのいずれかが出れば負けとなり、その時点でそのシリーズのゲームは終了となります。
他の数字が出た場合、出た数字がゲーム中のポイントナンバーとなり、2投目以降はポイントナンバーが出れば勝ち、その前に「7」が出れば負けとなります。
ドントパス
【配当】1:1
パスラインとは逆でシューターが負けることに賭ける方法です。1投目で「2」か「3」が出れば勝ち、「7」と「11」が出れば負けとなりますが「12」が出れば引き分けになります。
他の数字が出た場合、出た数字がゲーム中のポイントナンバーとなり、2投目以降はポイントナンバーが出れば負け、その前に「7」が出れば勝ちとなります。
カム
【配当】1:1
カムは、カムアウトロール(1投目)以降であれば、いつでもパスラインに賭けることができる賭け方です。そのゲームのポイントナンバーが「7」よりも先に出れば勝ち、「7」が先に出れば負けとなります。
ドントカム
【配当】1:1
ドントカムは、カムアウトロール以降にドントパスをいつでも行うことができる賭け方です。 そのゲームのポイントナンバーが「7」よりも先に出た場合は負け、「7」が先に出れば勝ちとなります。
オッズベット
【配当】6:5~3
最初にパスライン、カムまたはドントパス、ドントカムを選び、ポイントナンバーが決まった後に、賭け増しするベット方法です。
パスラインでベットした金額と同額、もしくは2倍までベットすることができます。この時の追加で得た配当は「控除率が0」なので、プレイヤーにとって有利な賭け方といえます。
プレイスベット
【配当】7~9:5
ベットエリア上部にある「4」、「5」、「6」、「8」、「9」、「10」のいずれかの数字に賭けるベット方法です。
「7」が出る前にそのナンバーが出れば勝ちです。1つでも、複数の数字にも賭けることができ、いつでも賭けたり戻したりすることができます。
ビッグシックス
【配当】1:1
ビッグシックスは「6が出れば勝ち」、「7が出れば負け」というシンプルな賭け方です。 「6,7」の目が出なかった場合には、継続して勝負が行われます。いつでも賭けることができ、いつでも賭けから降りることができます。
ビッグエイト
【配当】1:1
ビッグエイトは「8が出れば勝ち」、「7が出れば負け」というシンプルな賭け方です。 「7,8」の目が出なかった場合には、継続して勝負が行われます。いつでも賭けることができ、いつでも賭けから降りることができます。
バイベット
【配当】2:1
バイベットはプレイスベットと同様にポイントナンバーに直接賭ける方法です。プレイスベットと異なるのは、配当が控除なしで計算され、賭け金の5%のコミッションを支払うという2点。
カムアウトロール以降にのみ賭けることができ、2投目以降に参加したプレイヤーも賭けることができます。「7」よりも先にポイントナンバーが出れば勝ちとなります。
レイベット
【配当】3~5:6
レイベットも、プレイスベットと同様にポイントナンバーに直接賭ける方法です。プレイスベットと異なるのは、配当が控除なしで計算され、勝利時の配当金額に対して5%のコミッションが課せられます。
カムアウトロールの後でのみ賭けることができ、2投目以降に参加したプレイヤーでも賭けることが可能です。レイベットでは先に「7」が出れば勝ち、「7」よりも先にポイントナンバーが出ると負けとなります。
ハードウェイ
【配当】7~9:1
ハードウェイは2~5までのいずれかのゾロ目に賭ける賭け方。 このゾロ目を「ハードウェイ」と呼び、賭けた数字のゾロ目が出れば勝ち、7が出るか、賭けた数字のゾロ目以外が出た場合は負けとなります。
フィールドベット
【配当】1:1
フィールドベットは、「2」,「3」,「4」,「9」,「10」,「11」,「12」が出れば勝ち、それ以外の目が出れば負けという賭け方。通常配当は1:1ですが、「2」と「12」が出た時のみ2倍になります。 一見すると勝ちやすそうですが、勝率は44.4%、負ける確率は55.6%と実は負ける確率の方が高くなっています。また、2か12が出ると配当は2倍ですが、控除率は5%なのでおすすめできません。
エニークラップス
【配当】7:1
「2」,「3」,「12」が出ることに賭けるベット方法です。いつでも賭けることができ、1回のロールのみ有効です。1投ごとに賭ける必要があります。
エニーセブン
【配当】7:1
次の1投で「7」が出ることに賭けるベット方法です。いつでも賭けることができ、賭けは1ロールのみ有効です。1投ごとに賭ける必要があります。
クラップス2,3,12
【配当】15~30:1
クラップス2,3,12は、クラップスナンバーである「2」,「3」,「12」のいずれかの数字に賭け、賭けた数字が出れば勝ち、それ以外は負けとなります。
イレブン
【配当】15~30:1
11が出れば勝ちです。賭けは1ロールのみ有効です。
4.クラップスの必勝法
ここでは、クラップスの必勝法を紹介します。一見複雑に見えるクラップスですが、攻略するための方法は意外と簡単で、基本的なルールがわかればすぐに実践することができますよ。
パスライン(カム)+オッズベットが一番稼ぎやすい
クラップスは、ハウスエッジが低いことが特徴で、パスラインやカムなどの賭け方を続けることで、ハウスエッジを1.5%以下に抑えてプレイすることができます。
さらにオッズベットに至っては、ハウスエッジが0%なので、いくら賭けてもカジノ側には一切取られず、勝率は約50%とプレイヤー側に大変有利です。
オッズベットは、様々な賭け方があるクラップスの中でも最も有効な賭け方であり、クラップスをプレイする上での醍醐味でもあります。
パスラインやカムにオッズベットをプラスして、ハウスエッジを抑えつつ堅実に勝利を目指すのがおすすめです。
カジノで定番のカードゲームではなく、サイコロを使ってプレイすることができるクラップスですが、他にもサイコロを利用しながら楽しむことができるゲームとしてシックボーがおすすめです。
ルールも非常にシンプルで分かりやすく、ディーラーが転がすサイコロの目を様々なポイントから予想していくものなので、運試しに一度トライしてみるのも楽しそうではありませんか?
5. クラップスを遊ぶならこのカジノ
クラップスを遊ぶのならおすすめのオンラインカジノをご紹介します。
カジノエックス
CASINO-X(カジノエックス)の魅力は、ゲームの種類の多さとプレイしたいゲームがすぐに見つかる操作性です。
またカジノゲームやスロットゲームだけではなく、スポーツの試合の結果にお金を賭ける、スポーツベッティングも楽ことができます。
カジ旅
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ストーリーを進めていくとボスが現れたり、レベルアップしたりと冒険要素がふんだんにちりばめられています。
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