ブックメーカーは安全なの?

ブックメーカーは1790年代にイギリスで発祥し、1960年にイギリス政府の公認ギャンブルとなっています。
公認後は、イギリス政府が発行する国際ライセンスを取得した企業のみがブックメーカーを運営していくことができるようになり、厳しい審査や定期的な監視のもと安全な運営が行われています。
「ギャンブル」と聞くと、多くの日本人は悪いイメージを持ってしまいがちですが、海外ではブックメーカーをギャンブルとして捉えることは少なく、「娯楽」や「趣味」の一環としてスポーツベットを楽しむプレイヤーがほとんどです。
なぜなら、ブックメーカー各社は誰もが安心できる政府発行のライセンスを取得し、合法的に運営されているためです。
ギャンブルという概念から切り離し、スポーツ選手を応援するため、スポーツの試合をより一層楽しむためといった思考を持てるほど、海外ではブックメーカーの安全性や信頼性が高くなっています。
世界各国で注目されているブックメーカーの市場規模はもの凄い勢いで拡大されており、2022年現在全世界のブックメーカー市場規模はおよそ330兆円と言われています。
日本のGDP(国内総生産)がおよそ500兆円となっているため、ブックメーカーの市場規模の凄さを想像できるかと思います。
このように、市場規模という数字で見ても分かる通り、安全性や信頼性があるからこそ、ブックメーカーは世界各地で利用されていて、日本GDPの65%を超える莫大な市場規模を実現しているのです。
また、今後も更なる飛躍が期待されており、まだまだブックメーカー市場は拡大されていくことが予想されています!日本国内でも安心してベットできるブックメーカーが増えています!
ブックメーカーを日本国内からプレイした場合の違法性は?

結論から言うと、ブックメーカーを日本国内からプレイしても違法ではありません。
違法ではありませんが、合法でもないため、よくブックメーカーやオンラインカジノ業界では『クレーゾーン』と言われています。
なぜグレーゾーンと言われているかというと、日本国内では海外運営のブックメーカーをプレイすることを合法化もされていないし、違法という法律も整備されていない「宙ぶらりん」の位置に存在しているためです。
つまり、日本人プレイヤーが日本国内から海外運営のブックメーカーに参加したとしても警察から逮捕される心配はなく、安全安心にスポーツベッティングを楽しむことができるのです!
日本人プレイヤー向けのブックメーカーサイトも多数存在!
今や世界各国に2000を超える数のブックメーカーサイトが存在していると言われているブックメーカー市場ですが、日本人プレイヤー向けに提供されているブックメーカーサイトも多数存在しています。
運営側が日本人ユーザーをターゲットにしているということは、世界各地でも日本人プレイヤーが日本国内からブックメーカーをプレイしても違法にならないということが認知されており、新たなユーザー確保に力を注いでいるということが分かります。
ブックメーカー各社は違法性のない日本人ユーザー確保に向け、日本語サイトの開設やボーナスの充実、日本語カスタマーサポートの完備など、試行錯誤を繰り返しながら日々努力されているのです。
日本国内の法律的には大丈夫なの?

日本の賭博に関する法律では、公営ギャンブル(競馬、競艇、競輪、オートレース、宝くじ)を除くギャンブルは原則として禁止されています。
では、ブックメーカーは違法ではないの?と思う方も多いかと思いますが、日本の賭博罪で違法が成立する条件は、賭博を提供する人と賭博に参加する人の両方が日本国内で揃った場合のみとされています。(日本の刑法185条、186条より解釈)
つまり、海外で国際ライセンスを取得して合法的に運営されている企業が「賭博を提供する人」となるブックメーカーでは日本の法律の賭博罪には該当せず、日本国内から日本人ユーザーが参加しても逮捕されることはないのです。
このことが、まさに「グレーゾーン」と言われているポイントであり、海外運営のブックメーカーに参加することは日本の法律では合法化もされていないし、違法ともされていない中途半端な位置付けにあるのです。
もっと分かりやすく解釈すると、海外運営のブックメーカーに日本から参加することは、「日本人が韓国やラスベガス、マカオなどのランドカジノでカジノに参加している」ことと同じようなことなのです。
実は日本のパチンコ店もグレーゾーンで運営されている
実は、日本国内で最も馴染みの深いギャンブル「パチンコ店」も合法でもなく、違法でもないグレーゾーンで運営されていることをご存知でしょうか。
パチンコ店は、日本の法律で認められている公営ギャンブルには該当していないため、合法ではないのです。
日本のパチンコ店は「三店方式」と呼ばれる営業形態で運営されています。
三店方式とは、パチンコ店・景品交換所・景品問屋の3つの業者とパチンコ遊戯者が特殊景品を経由することです。
この三店方式を採用することで、違法性なくパチンコ玉やスロットメダルの現金化が行われています。
このように、同じグレーゾーンの位置に存在するパチンコをプレイする感覚で、気軽に参加できるのが近年人気のブックメーカーとなっているのです。
日本国内運営のブックメーカーは違法
ブックメーカーは海外で合法的に運営されているため、日本人プレイヤーが参加しても違法とはならないのですが、万が一、日本国内でブックメーカーの運営が行われていた場合は違法が成立します。
なぜなら、賭博を提供する人と賭博に参加する人の両方が日本国内に揃っているためです。
ブックメーカーを日本国内で運営しているようなサイトは存在していないとは思いますが、もしそのような怪しいサイトを見つけた場合には絶対に登録してはいけません!
ブックメーカーを日本国内でプレイしても違法にならない条件は、「海外で合法的に運営されていること」が大前提にあることを絶対に忘れないようにしましょう。
日本国内からブックメーカーをプレイしても違法にならない理由
- 国際ライセンスを取得し、海外で合法的に運営されているため
- 日本には海外運営のブックメーカーを処罰する法律が存在しないため
- 日本の賭博罪に該当しないため
では、上記3つの違法にならない理由について詳しく見ていきましょう。
違法にならない理由①:国際ライセンスを取得し、海外で合法的に運営されているため
各ブックメーカーサイトは国際ライセンスを取得し、海外で合法的に運営されているため日本国内からブックメーカーをプレイしても違法にはなりません。
また、海外政府が発行するライセンスは厳しい審査をクリアした企業のみが取得でき、定期的に監査を受けているため、安全性や信頼性も抜群です。
ただし、国際ライセンスを取得せずに運営しているブックメーカーサイトは違法運営となるため、サイト選びの見極めが非常に重要となってきます。
違法にならない理由②:日本には海外運営のブックメーカーを処罰する法律が存在しないため
日本には海外運営のブックメーカーを処罰する法律が存在しないことから、日本人プレイヤーが国内でブックメーカーに参加しても違法となることはありません。
また、ブックメーカーサイトに限らず、オンラインカジノサイトにも同様のことが言えます。
つまり、海外で合法的に運営されているブックメーカーやオンラインカジノサイトを取り締まる法整備がなされていない日本では、日本人プレイヤーが参加しても逮捕することができない現状となっているのです。
違法にならない理由③:日本の賭博罪に該当しないため
日本の法律では、ギャンブルに参加して違法になるケースは「賭博罪」に該当する場合となります。
しかし、海外で合法的に運営されているブックメーカーに国内から日本人が参加したとしても、日本の賭博罪には該当しません。
日本の賭博罪は、「国内で賭博を提供し、国内で賭博に参加する」という2つの条件が揃った場合のみとなっているためです。
つまり、公営ギャンブル以外の賭博に国内で参加したとしても、日本運営ではなく、海外で合法的に運営されている賭博であれば、違法とはならないのが現状なのです。
そのため、現在の日本から海外運営のブックメーカーやオンラインカジノに参加しても、違法でも合法でもない「グレーゾーン」という呼ばれ方をされているのです。
そもそもブックメーカーは違法国には提供されない
日本に提供されている以上、海外運営企業も日本の法律上、日本人プレイヤーを参加させても違法ではない、問題はないという認識のもと、日本人ユーザーの確保に全力を注いでいるのです。
各ブックメーカーは海外政府発行の国際ライセンスを取得して運営されており、このライセンスの規定により、違法国のプレイヤーを登録させないようなアクセス制限が設けられています。
国際ライセンスは非常に高い水準で審査や定期監査が行われており、各国の法律に関しても敏感なのです。
規制国からブックメーカーに参加した場合の対応
万が一、規制国のプレイヤーがブックメーカーサイトに登録した場合には、アカウントブロックや利用不可の案内、入金額の返金、アカウント閉鎖などの手続きが迅速に行われるようになっています。
登録時点でバレなかったとしても、本人確認認証の際に発覚するケースがほとんどで、ブックメーカーサイトはすぐに規制国から参加のプレイヤーに対してアカウント閉鎖などの処理がなされているのです。
日本からブックメーカーに参加しても規制はない
日本からブックメーカーに参加しても一切規制はありません。
反対に、新たに日本語サイトをオープンしたり、日本語カスタマーサポートを完備したり、日本人プレイヤー限定のボーナスを用意したりと、日本人ユーザー新規獲得に向けて各社注力されています。
日本からブックメーカーサイトに参加後も、スポーツベッティングや入金、出金、アカウント認証など不自由なくプレイすることが可能です。
ブックメーカーの逮捕事例はあるの?
逮捕事例が過去に一度もないということは、違法ではないという裏付けにもなるため、今後も安心してブックメーカーをプレイすることができます。
オンラインカジノには日本での逮捕事例がある
ブックメーカーには日本での逮捕事例は過去一度もありませんが、オンラインカジノでは過去に一度だけ逮捕事例が発生しています。
事例としては、2016年に海外運営のオンラインカジノ「スマートライブカジノ」に登録し、ライブカジノゲームをプレイしていた3人の日本人プレイヤーが京都府警に逮捕されたというものです。
なぜ逮捕に至ったのかを簡潔に説明すると、主に以下の3点が問題視されていたようです。
- チャット機能が全て日本語対応であったため
- サービス提供時間が全て日本時間であったため
- 日本人ディーラーが対応していたため
上記3点から分かる通り、とにかく日本人プレイヤー向けのサービスが充実していたため、京都府警から目を付けられたのでしょう。
ただし、海外で合法的に提供されているオンラインカジノに国内から参加したとしても、賭博罪には該当しないため、3人とも不起訴(犯罪が成立しない)で終わっています。
オンラインカジノの不起訴事例で法解釈が定着
オンラインカジノで過去に一度だけ逮捕事例がありましたが、その事例が見事に「不起訴」となったため、オンラインカジノやブックメーカー業界で、やはり日本国内から海外運営のサイトに参加しても「逮捕されない」「違法ではない」という法解釈が定着しました。
2016年の不起訴以降は、一度もオンラインカジノおよびブックメーカーの国内利用者から逮捕された事例は出ておらず、法改正がなされない限りは今後も逮捕される心配はないでしょう。
ブックメーカーの国際ライセンスについて

ライセンスは各国が発行していますが、特に有名で信頼度の高いライセンスは以下の4つです。
- マルタ共和国:Malta Gaming Authority(MGA)
- オランダ領キュラソー:curaçao eGaming
- イギリス:Gambling Commission
- イギリス領ジブラルタル:HM Government of Gibraltar
では、上記4つのライセンスを詳しく見ていきましょう。
ライセンス①マルタ共和国:Malta Gaming Authority(MGA)
マルタ共和国が発行する「Malta Gaming Authority(MGA)ライセンス」。
MGAライセンスは、2000年からオンラインカジノやブックメーカーにライセンスの発行を行っています。
現時点ではオンラインゲーミング業界で最も審査が厳しいと言われているライセンスで、取得することが非常に困難なライセンスとして抜群の知名度があります。
そのため、マルタライセンスを取得しているブックメーカーサイトは絶対的な信頼があり、安全第一のサイト選びをしたい方はMGAライセンスを取得しているサイトを選ぶと間違いないでしょう。
ライセンス②オランダ領キュラソー:curaçao eGaming
カリブ海に位置する小さな国・オランダ領キュラソーが発行する「curaçao eGamingライセンス」。
キュラソーライセンスは、最も多くのブックメーカーやオンラインカジノが取得しているライセンスです。
マルタライセンスに次いで審査が厳しいと言われており、信頼性や安全性は折り紙付きとなっています。
また、マルタライセンスの運営では厳しい仮想通貨決済に対応するなど、サービス面の充実も大きなポイントとなっています。
ライセンス③イギリス:Gambling Commission
イギリスが発行する「Gambling Commissionライセンス」。
GCライセンスは、1960年からライセンスの発行を手掛けている歴史ある国際ライセンスとなっています。
取得審査は非常に厳しく、定期的な監査においても資金管理やゲームの公平性、プレイヤー保護の観点から入念なチェックが行われています。
厳格な審査により、安全性や信頼性は常に保証されているため、GCライセンスを取得しているブックメーカーサイトは安心して参加できます。
ライセンス④イギリス領ジブラルタル:HM Government of Gibraltar
イギリス領ジブラルタルが発行する「HM Government of Gibraltarライセンス」。
ジブラルタルライセンスは、ジブラルタル政府が直接審査や定期監査を手掛ける安心の国際ライセンスです。
また、他のライセンスと比べて維持費が高いことでも知られており、ジブラルタルライセンスを取得しているブックメーカーの運営企業は、経済面での安定性も確認することができます。
ジブラルタルライセンスを取得しているブックメーカーは間違いなく、信頼性・安全性・資金力の3拍子が揃っていることでしょう。
ブックメーカーの第三者機関について

ライセンス取得後、好き勝手に運営することを許さないためにも「第三者機関」と呼ばれる監査機関が存在しています。
第三者機関の監査を受けていなければ、ブックメーカーを運営できないという決まりはないのですが、第三者機関による監査を受けているサイトであれば、より安全にブックメーカーをプレイできるのです。
各ブックメーカーが監査を受けている代表的な第三者機関は以下の3つです。
- eCOGRA(イーコグラ)
- GLI(Gaming Laboratories International)
- iTech Labs
では、上記3つの第三者機関を詳しく見ていきましょう。
第三者機関①eCOGRA(イーコグラ)
eCORGAは、2003年に設立された非営利団体(NPO)の第三者機関です。
ブックメーカーの第三者機関の中で最も厳しい監査が行われていることで有名で、「eCOGRAの監査を受けているサイトは絶対に安全!」と言わしめるほどです。
eCOGRAの監査項目はとにかく多岐にわたり、ゲームの公平性や問題処理能力、支払い管理など細かく入念な審査が行われています。
また、新たな審査基準も次々と追加されていき、その度に審査を受けてクリアしなければ認定を剥奪されてしまうという厳しさです。
とにかく安全第一にブックメーカーを楽しみたい方は、eCOGRA認定のサイトに登録するとよいでしょう。
第三者機関②GLI(Gaming Laboratories International)
GLIの元は、1989年にアメリカで設立された「TST(Technical Systems Testing)」で、2010年にGLI企業グループに参入したためGLIと呼ばれるようになっています。
GLIは、eCOGRAに匹敵するほど細かい監査項目が定められており、自己規制プログラムやRNG(乱数発生器)テスト、資金管理などの審査が行われています。
また、ラスベガスやマカオなど、本場のランドカジノの審査も行っており『GLI基準』と呼ばれる政府の審査基準にも採用されているほどの実力を持っています。
eCOGRA同様、GLIの認定を受けているブックメーカーの安全性は申し分ないでしょう。
第三者機関③iTech Labs
iTech Labsは、2004年にオーストラリアで設立された第三者機関です。
主にゲームの品質や公平性を審査しており、スポーツベッティングの認定やテスト、乱数ジェネレーターのテストなどを行っています。
大手ソフトウェア会社のテストも手掛けており、iTech Labsの認定を受けているブックメーカーサイトの公平性や安全性は折り紙付きとなっています。
安全安心なブックメーカーサイトの選び方

数え切れないほど存在するブックメーカーサイトへ登録する際は、サイト選びが非常に重要となってきます。
万が一、違法で運営されているブックメーカーに登録してプレイしてしまうと、プレイヤーが逮捕されるというケースも否めないのです。
そうならないためにも、安全安心なブックメーカーサイトを見つけることが大切です。
ブックメーカーが安全安心か見極めるポイントは以下の5つです。
- ライセンスを取得しているか
- 第三者機関からの監査を受けているか
- 日本語サイトが開設されているか
- 日本語カスタマーサポートが完備されているか
- 入出金は適正に行われているか
では、上記5つの選び方を詳しく見ていきましょう。
選び方①ライセンスを取得しているか
ブックメーカーを選ぶ際に最も重要なポイントは、ライセンス取得の有無を確認することです。
ブックメーカーはライセンスを取得することで合法的に運営することが可能となっているため、必ずライセンスを取得していなければなりません。
また、取得ラインセンスが信頼できるライセンスなのかを確認することも大切です。
選び方②第三者機関からの監査を受けているか
第三者機関からの監査の有無はブックメーカーを運営するために必要な条件ではありませんが、監査を受けているブックメーカーの方が信頼性や安全性は格段に高いです。
より安全なブックメーカーでプレイしたいという方は、第三者機関から認定を受けているブックメーカーを選ぶとよいでしょう。
選び方③日本語サイトが開設されているか
海外で運営されているブックメーカーですが、日本人向けサービスを提供しているサイトには日本語公式サイトが開設されています。
日本からブックメーカーに参加する場合は、扱いやすい日本語サイトの運営が行われているブックメーカーを選ぶようにしましょう。
選び方④日本語カスタマーサポートが完備されているか
各ブックメーカーには、トラブルや問題、疑問が生じた際にお問い合わせができるカスタマーサポートが完備されています。
ただし、英語のみしか対応していないサイトもあるため、日本語カスタマーサポートが用意されているサイトを選ぶことが大切です。
また、日本語サポートの対応時間も確認しておくようにしましょう。
選び方⑤入出金は適正に行われているか
信頼あるライセンスを取得し、第三者機関からの監査も受けている信頼性抜群のブックメーカーがあったとしても、入出金に時間を要していたり、定期的にメンテナンスが行われていたりするサイトはあまりおすすめできません。
登録を検討しているブックメーカーの入出金に関する評判や口コミなどを確認し、適正な資金管理がされているかを必ず確認するようにしましょう。