ポーカーのハンドレンジとは、ゲームに参加するか、参加しないかを判断するハンド(手札)のレンジ(範囲)のことです。
この記事では、ポーカーのポジションごとのハンドレンジを詳しく紹介します。
ポーカーのハンドレンジとは?
ポーカーのハンドレンジとは、ゲームに参加するか、参加しないかを判断する「ハンド(手札)」の「レンジ(範囲)」のこと。
ハンドレンジを理解することで、ゲームへの参加の判断や相手のハンドを予測できます。
ハンドレンジをすべて覚えるのは難しいため、ハンドレンジ表やハンドレンジのアプリを利用しましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象ゲーム | テキサスホールデム(6max) |
| 使用タイミング | プリフロップ(最初のベッティングラウンド) |
| ポジション数 | 5つ(UTG・MP・CO・BTN・SB)+ BB |
| レンジの種類 | オープンレンジ・コールレンジ・3betレンジ |
| 学習ツール | GTOWizard・Preflop Advisor・PokerStove |
ハンドレンジが勝率に直結する理由
ハンドレンジに基づいたプレイは、長期的な勝率と利益に直結します。
感覚だけでプレイすると、弱いハンドで不利な状況に入ってしまい、負ける頻度が高くなります。レンジに沿ったプレイを続けることで、期待値がプラスの判断を積み重ねられます。
また、ハンドレンジを理解していると、相手のアクションから相手が持っている可能性のあるハンドを推測できるようになります。たとえば、UTGからオープンレイズした相手は強いハンドを持っている可能性が高く、BTNからのレイズはより広いレンジで参加している可能性があります。
ポーカーのプリフロップの順番
ポーカーのプリフロップとは、各プレイヤーに2枚ずつのカードが配布され、フィールドにカードが出ていない状態のこと。
プリフロップでは「コールで参加」「レイズで参加」「参加しない」のいずれかを選択でき、順番は下記のとおりです。
| 順番 | ポジション名 | 略称 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 1 | アンダーザガン | UTG | 最も不利なポジション。強いハンドのみでオープン |
| 2 | ミドルポジション | MP | UTGより少し広いレンジでプレイ可能 |
| 3 | カットオフ | CO | レイトポジション。かなり広いレンジでオープンできる |
| 4 | ボタン | BTN | 最も有利なポジション。最も広いレンジでプレイ |
| 5 | スモールブラインド | SB | ブラインドを支払うが、ポストフロップでは不利 |
ポーカーのハンドレンジ表【オープン時】
ポーカーのオープンとは、自分の前に参加プレイヤーがいない状態で「コール」または「レイズ」すること。
オープンレンジとは、プリフロップで自分が最初にレイズを行う場合のハンドレンジです。ポジションが後ろになるほどレンジは広くなります。一般的なオープンレイズのサイズは2.5BB〜3BBが推奨されています。
では、ポーカーのオープン時のハンドレンジを各ポジションごとに紹介します。
1. UTGのハンドレンジ
UTGは最もアーリーなポジションのため、後ろに4人のプレイヤーが控えています。強いハンド(ハイポケットペア、AKs、AQsなど)に絞ってオープンするのが基本です。
2. MPのハンドレンジ
MPはUTGよりやや広いレンジでオープンできます。中程度のポケットペアやスーテッドコネクターも加わります。
3. COのハンドレンジ
COはレイトポジションに入るため、レンジがかなり広がります。BTNとSBしか後ろにいないので、中程度のハンドでも積極的にオープンできます。
4. BTNのハンドレンジ
BTNは最も有利なポジションで、ポストフロップでも常に最後にアクションできます。最も広いレンジでオープンでき、弱めのスーテッドハンドやオフスートのブロードウェイカードも含まれます。
5. SBのハンドレンジ
SBはすでにブラインドを支払っていますが、ポストフロップでは不利なポジションです。BBとのヘッズアップになることが多いため、比較的広いレンジでオープンします。
ポーカーのハンドレンジ表【オープン後】
誰かがオープンレイズした後のアクション(コールや3bet)で使うハンドレンジを紹介します。オープンした人のポジションが早いほど強いレンジと予測されるため、後ろのポジションもレンジを狭めて対応する必要があります。
1. UTGのオープン後のハンドレンジ
1-1. MPのハンドレンジ
1-2. COのハンドレンジ
1-3. BTNのハンドレンジ
1-4. SBのハンドレンジ
1-5. BBのハンドレンジ
2. MPのオープン後のハンドレンジ
2-1. COのハンドレンジ
2-2. BTNのハンドレンジ
2-3. SBのハンドレンジ
2-4. BBのハンドレンジ
3. COのオープン後のハンドレンジ
3-1. BTNのハンドレンジ
3-2. SBのハンドレンジ
3-3. BBのハンドレンジ
4. BTNのオープン後のハンドレンジ
4-1. SBのハンドレンジ
4-2. BBのハンドレンジ
5. SBのオープン後のハンドレンジ
5-1. BBのハンドレンジ
コールレンジと3betレンジの違い
オープン後のハンドレンジは、大きく「コールレンジ」と「3bet(リレイズ)レンジ」に分けられます。
| レンジの種類 | 説明 | 代表的なハンド例 |
|---|---|---|
| オープンレンジ | 自分の前に参加者がいない状態でレイズするレンジ | ポジションにより異なる(上記の表を参照) |
| コールレンジ | 他プレイヤーのオープンレイズに対してコールで参加するレンジ | 中程度のポケットペア、スーテッドコネクターなど |
| 3betレンジ | 他プレイヤーのオープンレイズに対してリレイズするレンジ | AA・KK・QQ・AKs(バリュー)+ ブラフ候補 |
3betレンジには「バリュー3bet」と「ブラフ3bet」の2種類があります。バリュー3betはAA、KK、QQなど非常に強いハンドで行い、ブラフ3betはA5sやA4sなどブロッカー(相手がAを持ちにくくする)効果のあるハンドで行います。
ハンドレンジの覚え方3選
ハンドレンジ表をすべて暗記するのは大変です。以下の3つの方法を組み合わせて、効率的に覚えていきましょう。
1. UTGのレンジを基準にして覚える
UTGは最も狭いレンジなので、まずUTGのオープンレンジだけを確実に覚えましょう。ポジションが後ろになるにつれて「UTGのレンジ+α」というイメージでハンドを追加していくと、全ポジションを個別に暗記する必要がなくなります。
2. レンジ表を印刷してプレイ中に参照する
オンラインポーカーならモニター横にレンジ表を貼るか、スマホにレンジ表の画像を保存しておきましょう。最初は表を見ながらプレイして問題ありません。繰り返すうちに自然と覚えていきます。
3. GTOツール・アプリを活用する
プレイ後の復習にGTOツールを活用すると、正しいプレイだったかを確認できます。
- GTOWizard — 無料版でもプリフロップレンジを確認可能
- Preflop Advisor — ポジションを入力するだけでレンジをチェック
- PokerStove — 勝率計算に特化した無料ツール
- GTO+ — 有料だが本格的なGTO分析が可能
ポーカーのハンドレンジまとめ
ポーカーのハンドレンジは、ポーカー上達のためやコツを掴むために欠かせない重要な戦略です。
ポジションが前(UTG)ほどレンジは狭く、後ろ(BTN)ほど広くなるのが基本原則です。まずはオープンレンジをポジション別に覚え、慣れてきたらコールレンジや3betレンジにも取り組みましょう。
GTOWizardやPreflop Advisorなどの無料ツールを活用すれば、実戦の中でレンジを確認しながら効率的に学べます。
オンラインカジノやポーカーアプリでポーカーゲームをプレイする際は、ぜひハンドレンジを活用してみてください。japan-101.comでは、ポーカーをはじめとするさまざまなカジノゲームの遊び方やルールも解説しています。






















