ユウタ 鈴木 - 公開日 2021年 12月 25日, 最終更新日 2023年 2月 25日 | 日本カジノ

カジノは、17世紀前後のイタリアで発祥したといわれています。「カジノ」という言葉は、イタリア語で「小さな家(casa)」が語源になっています。

イタリアでは、17世紀前後に小さな家(貴族たちの別荘)に貴族や客人たちが集まり、トランプを使用した賭け事が行われていたようです。

その後、イタリアの貴族たちの遊び(トランプを使用したギャンブル)が、ヨーロッパの文化として世界各国に普及していき、カジノが始まったといわれています。

 

世界各国のカジノの歴史

世界カジノ事情

イタリアで発祥したカジノは、ヨーロッパ文化の発展に伴い、世界中の国々に浸透していきました。中でも、アメリカやドイツ、フランス、イギリスなどではカジノが定着し、ランドカジノの存在が当たり前となっています。

また、近年はマカオやシンガポール、韓国など日本にほど近いアジア地域でも急速に発展しています。

世界各国にはどのような経緯でカジノが定着していったのでしょうか。

アメリカ

アメリカのカジノと言えば、多くの方が真っ先に連想するのが「ラスベガス」ではないでしょうか。カジノ王国として知られるラスベガスには、1940年代にカジノが発展していきました。

また、1960年代には建築物および装飾を一つのテーマとする「テーマカジノ」が建設され、家族連れや観光客、地元客などを問わず、多くの方が楽しめるカジノとして発展していきました。

ヨーロッパ

ヨーロッパのイタリアで発祥したカジノは、ドイツやフランス、イギリス、モナコなどのヨーロッパ各国にも浸透していきます。

では、カジノが特に盛んな4カ国の歴史を見ていきましょう。

ドイツ

ドイツでは、なんと13世紀頃から「公営カジノ施設」が誕生していたといわれています。

「あれ?イタリア発祥の17世紀前後の前じゃないの?」と思った方も多いかと思いますが、あくまで「カジノ」という語源や礎を築いたのはイタリアですが、ドイツではそれ以前にカジノのような賭け事をする遊びが公営施設として運営されていたということです。

ドイツは今もなお、40施設程度のランドカジノが存在し、カジノの街として多くの観光客が訪れています。

フランス

フランスでは、18世紀頃に「賭博場」が多くの国民に浸透します。当時の賭博場は、「貴族向け」と「庶民向け」に区別されていたそうです。

その後、フランス革命に伴い、賭博制限が撤廃され、政府が賭博場を公認するかわりに税金が徴収されるようになります。

1907年には賭博場が合法化され、現在も合法的にカジノを楽しめる環境が整っています。

イギリス

イギリスでは、1829年に「クロックフォード」と呼ばれる世界最古の民営カジノ施設が建設されています。クロックフォードは現在も運営されており、格式の高いランドカジノとして高い人気を誇っています。

1960年には、「賭博施設」としてのランドカジノが設立され、賭博に関する法整備も行われています。

モナコ

モナコでは、19世紀にカジノが広く浸透していきました。現在では、世界的に有名な「モンテカルロカジノ」をはじめ、様々なランドカジノが立ち並んでいます。

モナコのランドカジノは、一昔前まではスーツにネクタイといった「フォーマル」での入店が必須でしたが、近年は気軽な服装「スマートカジュアル」などでも入店できるようになっており、より訪れやすくなっています。

<アジア地域>

近年、カジノ市場が急成長を遂げているアジア地域。アジア地域でカジノが発展したのは、20世紀から21世紀にかけてのことです。

では、アジアの中でも特に勢いのあるマカオ、シンガポール、韓国の3カ国の歴史を見ていきましょう。

マカオ

マカオでは、2000年代にカジノ都市として急発展しています。急発展を遂げた主な理由は、外国資本が続々と参入したためです。

なんと2006年にはあのカジノ王国・ラスベガスを上回る利益を上げ、世界トップのカジノ都市として世界中に名を轟かせています。

シンガポール

シンガポールでは、長年の間カジノが禁止されていましたが、2004年のカジノ解禁論争をきっかけに、翌年の2005年にカジノが合法化されています。

シンガポールのランドカジノには「マリーナ・ベイ・サンズ」や「リゾート・ワールド・セントーサ」など、高級ホテルやショッピングモール、アトラクションも同時に楽しめるカジノ施設が建設されています。

韓国

韓国では、1968年に韓国初となるランドカジノ「ゴールデンゲート」が設立されています。

その後も、韓国の首都・ソウルや釜山、仁川など様々な場所にランドカジノが誕生し、日本人を含む多くの観光客が毎年訪れ、アジア有数のリゾート地として高い人気を誇っています。

日本

日本には、2021年9月現在もランドカジノは誕生していませんが、2018年に「カジノ法案」が成立し、日本国内に最大3箇所のカジノ施設を含む統合型リゾート(IR)の建設が予定されています。

コロナ禍の影響もあり、日本にランドカジノが誕生する日は現段階でまだ確定されていません。しかし、近い将来には日本国内にカジノ施設が誕生することはほぼ間違いないでしょう!

 

カジノのイメージについて

みなさんはカジノにどのようなイメージをお持ちでしょうか。良いイメージを持っている方もいれば、悪いイメージを持っている方もいるかと思います。

ここでは、代表的なカジノの良いイメージと悪いイメージをそれぞれ3つずつご紹介します。

良いイメージ

  • 雰囲気が楽しそう
  • 非日常を満喫できる
  • 大金を手に入れる可能性を秘めている

悪いイメージ

  • カジノに依存してしまいそう
  • 金銭トラブルをおこしてしまいそう
  • 治安が悪そう

 

カジノはマフィアが関係しているの?

「カジノ」と聞くと、マフィアや暴力団、ヤクザなどの反社会的勢力が関係しているのでは?と思っている方もいるのではないでしょうか。

結論から言うと、カジノ運営側にマフィアが関係しているということはありません。実際のカジノ施設は、ドレスコードなどの様々な規定が設けてあり、入店の際には厳しいチェックが行われます。

また、ほとんどのランドカジノは、マネーロンダリング防止対策や反社会的組織に対する対策などに取り組んでいます。

このように、「カジノ=マフィア」というイメージはつきものですが、実際にはマフィアが関係しているという事実はないのです。

 

近年大ブーム!『オンラインカジノ』の運営の仕組みについて

ネットカジノ歴史

近年大ブームを巻き起こしている「オンラインカジノ」の運営の仕組みをご存知でしょうか。「オンラインカジノは違法ではないの?」「オンカジは安全なの?」といった疑問をお持ちの方に向けて、ここではオンラインカジノ運営の仕組みについてご紹介します。

オンラインカジノは5つの機関が連携している

オンラインカジノの運営は、運営会社のみが経営しているのではなく、以下の5つの機関が連携して成り立っています。

  1. プレイヤー
  2. 運営会社
  3. 決済会社
  4. ソフトウェア会社(ゲームプロバイダー)
  5. 政府・監査機関

では、5つの機関を詳しく見ていきましょう。

1. プレイヤー

プレイヤーとは、オンラインカジノをプレイするお客さまのことです。プレイヤーは、決済会社を通じてカジノサイトへ現金を入金し、カジノゲームに勝利した場合は払い戻し金を受け取ることができます。

2. 運営会社

運営会社とは、オンラインカジノを運営する企業のことです。プレイヤーへカジノゲームやスポーツベットなどの様々なサービスを提供します。

プレイヤーの負けた金額が運営会社の利益となります。

3. 決済会社

決済会社とは、プレイヤーと運営会社のお金のやり取りを行ってくれる会社です。

4. ソフトウェア会社(ゲームプロバイダー)

ソフトウェア会社とは、カジノゲームを開発する会社であり、オンカジ運営会社へゲーム提供を行っています。

5. 政府・監査機関

政府・監査機関とは、カジノサイトの運営許可として「ライセンス」を発行したり、ゲームが公平に行われているかを監査する機関のことです。

<優良オンラインカジノの見極めは「ライセンス」と「第三者機関」>

現在、オンラインカジノは世界中に2000を超える数のサイトが存在しているといわれています。そのうちの全てが安全安心に遊べるわけではなく、中には不正や詐欺目的で運営を行っている悪質のカジノサイトが存在している恐れがあります。

そのため、オンラインカジノに登録する際は、まず安全安心に遊べるオンカジかを判断することが最も大切です!

・取得ライセンスで見極める

ライセンスとは、政府が発行するオンラインカジノの運営許可証のことで、ライセンスを取得していることで合法的に運営されていると判断することができます。

しかし、「どこでもいいのでライセンスを取得していればOK」というわけではなく、審査が厳しく評判の高いライセンスを取得していることが大切です。

オンカジ業界で信頼性の高い代表的なライセンスは以下の3つです。

  • mgaライセンス(マルタ共和国発行)
  • キュラソーライセンス(キュラソー島・eGaming監査機関発行)
  • ジブラルタルライセンス(ジブラルタル政府発行)

初めてオンラインカジノに登録する方は、上記のいずれかのライセンスを取得しているカジノサイトに登録しましょう!

・第三者機関で見極める

第三者機関とは、公平なカジノゲームの提供が行われているかをチェックする機関です。第三者機関の有無はオンラインカジノ運営に必須ではありませんが、認可を受けているサイトは優良であると判断することができます。

中でも、審査が厳しく信頼ある第三者機関は以下の3つです。

  • eCOGRA(イーコグラ)
  • GLI(Gaming Laboratories International)
  • iTech Labs

上記の第三者機関の認可を受けているオンラインカジノは、RNG(乱数発生装置)のテストやゲームの公平性、ゲームが正しく機能しているかなどが厳しく監査されているため安心です!