IR誘致に向けて大阪府と長崎県が整備計画を申請
観光庁が2022年4月28日までを期限としていたカジノを含む統合型リゾートの整備計画申請ですが、申請があったのは大阪府と長崎県の2か所のみと発表されています。
過去には和歌山や横浜もIR誘致の動きを見せていましたが、大阪府と長崎県のみに限定されたかたちです。
観光庁は大阪府と長崎県からのIR整備計画申請を正式に受理しており、今後は観光庁が設置した有識者による審査委員会で実現可能性の有無やギャンブル依存症対策などを審査する見込みです。
2016年12月に成立したカジノ法案からおよそ5年の歳月を経て、大阪府と長崎県に絞り込まれました。
大阪府は「夢洲(ゆめしま)」への誘致を目指す
大阪府と大阪市は、大阪湾の人口島「夢洲(ゆめしま)」へのIR誘致を目指しています。
夢洲は、大阪府大阪市此花区にある人口島で、大阪市の最西端に位置します。
2025年4月13日〜2025年10月13日に予定されている「2025年国際万博会(大阪万博)」の開催地も夢洲です。
夢洲のIR開業は、2025年大阪万博から4年後の2029年秋〜冬ごろを予定しています。
長崎県は「ハウステンボス」への誘致を目指す
長崎県は、オランダの街並みを再現したテーマパーク「ハウステンボス」へのIR誘致を目指しています。
ハウステンボスは、長崎県佐世保市に位置しており、東京ディズニーリゾートの1.5倍の敷地面積を誇る日本最大の単独テーマパークです。
ハウステンボスのIR開業は、2027年の秋ごろを予定しています。
大阪府と長崎県のIR誘致動向に注目しよう
大阪府と長崎県のIR整備計画が正式に受理されたため、今後本格的にカジノを含む統合型リゾート建設に向けた動きが活発になることが予想されます。
ランドカジノに興味のある方や統合型リゾートに興味のある方は、今後展開される大阪府と長崎県のIR誘致の動向に注目しておきましょう。