- 公開日 2023年 5月 02日, 最終更新日 2023年 8月 18日 | 日本カジノ

この記事で分かること

  • 和歌山県にカジノ施設はできない?
  • 和歌山がカジノ誘致を断った理由は?

「和歌山県にカジノクラブができると聞いたけど、何で辞退したのか気になる…」という方必見!

この記事では、和歌山県でカジノクラブが否決された理由を解説します!

最後まで読めば、クレディ・スイスとの関係も分かります。

ただし、大阪と長崎はカジノクラブの建設に前向きなので、日本にカジノクラブがオープンするのも近いでしょう!

 

和歌山県および市は、カジノ法案の成立を受けて2017年頃より、カジノを中心とした統合型リゾート施設(IR)の誘致に向けた取り組みを進めていました。

しかし、2022年4月にはその誘致の撤退が公に発表されました。

この記事では、和歌山県・市がカジノ誘致から手を引いた背景や経過、具体的な理由などを解説します。

和歌山は「和歌山マリーナシティ」へIR誘致を目指していた

和歌山県および和歌山市は、カジノ法案成立後の2017年頃からIR誘致を目指していた自治体のひとつです。

IR開業地は、和歌山県和歌山市毛見沖の和歌山湾にある人工島「和歌山マリーナシティ」を予定していました。

和歌山マリーナシティは、1994年に開催された世界リゾート博にあわせて作られた人工島で、開発総面積65ha(陸地49ha・水面16ha)の広大なテーマパークとして運営されています。

和歌山IR区域整備計画が県議会で否決される

和歌山県議会で否決

和歌山県・市は、IR誘致に向けて「IR区域整備計画」の作成を行い、市議会および県議会に最終的な審議を求めました。

2022年3月30日の市議会では賛成多数で可決されましたが、2022年4月20日の県議会では反対多数で否決されました。

和歌山県議会においてIR区域整備計画が否決されたため、カジノ誘致から撤退せざるを得なくなったのが和歌山県・市の断念理由です。

和歌山県議会の議決の結果は「賛成18」「反対22」の4票差でした。

和歌山県内でのカジノ誘致が進んでいたので、可能性はなくなってしまいました。東京や大阪方面からもアクセスしやすいとのことで、期待は高かっただけに残念ですね。

ただし、他の候補地である大阪や長崎は順調にカジノ誘致に向けて計画が進んでいるので、私はこっちに期待しておきます!

鈴木ユウタ

オンラインカジノライター, Japan-101

和歌山県議会で否決された主な2つの理由

和歌山県議会で否決された理由
1. 初期投資額の出資元や資金計画が不透明
2. 事業者の対応が不誠実で不安

 

2022年4月20日の和歌山県議会にてIR区域整備計画が否決された主な理由を2つ紹介します。

 

1. 初期投資額の出資元や資金計画が不透明

和歌山IRを開業するための初期投資額は「約4,700億円」と見込まれていました。

初期投資額の融資はスイスの金融大手「クレディ・スイス」を主幹事として資金計画を行うことが表明されていましたが、具体的な融資確約や出資企業の明示を行なわないまま県議会の最終審査に挑んでいます。

県議会では「資金計画が不透明」や「資金計画がずさん」などの意見が相次ぎ、結果的に反対多数で否決される形になっています。

 

2. 事業者の対応が不誠実で不安

和歌山県・市は、2021年7月にほかのIR候補地に先駆けて事業者を「クレアベストグループ」に選定していました。

先駆けて事業者が決定したのはよいものの、その後の県と事業者の対応が不誠実だったとして、県議会から反対されています。

参照:和歌山IR、拭えなかった不信感 自民議員も相次ぎ反対

よくある質問

和歌山県はなぜカジノ誘致を目指していたのですか?

和歌山県は、カジノを中心とした統合型リゾート施設(IR)の誘致により、観光振興と地域経済の活性化を図ることを目的としていました。カジノを含むIRは、多岐にわたる観光資源となると期待されていたためです。

2022年4月に和歌山県がカジノ誘致を撤退した理由は何ですか?

和歌山県のカジノ誘致計画は、2022年4月の県議会で否決されました。一部の議員からの反対や、地域住民の間での不信感などが影響したとされています。この結果、計画は事実上頓挫し、和歌山県はカジノ誘致を撤退することとなりました。

和歌山県のカジノ誘致撤退後に他の地域への影響はありますか?

和歌山県のカジノ誘致撤退は、他の候補地への影響も考えられます。和歌山県の撤退により、他の地域がカジノ誘致の可能性を高める「漁夫の利」の状況が生じることが予想されています。

和歌山県のカジノ誘致計画の具体的な内容は何でしたか?

和歌山県のカジノ誘致計画は、和歌山マリーナシティにIR施設を建設するものでした。カジノ施設の規模は、IR施設の延べ床面積の3%以下とされ、様々な観光施設と一体となった複合的な観光集客施設の構築が計画されていました。